【近大司書2024】「生涯学習概論」レポートの参考例

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レポート
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このページでは、2023〜2024年度版「生涯学習概論」レポートの合格例を掲載しています。

丸写しすると再提出になるため、自分の言葉に置き換えるなど適宜アレンジしてください。

書き方のコツは、こちらのページで説明しています。

レポート全体の注意点や順番については、こちらのページを参考にしてください。

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レポート設題

① 生涯学習支援のために図書館が果たす役割とは何かについて述べなさい。

② 生涯学習を振興するために、社会教育行政や施設の基本的な役割について述べなさい。

解答例

序論

教育基本法第3条では、「国民一人一人が、自己の人格を磨き、豊かな人生を送ることができるよう、その生涯にわたって、あらゆる機会に、あらゆる場所において学習することができ、その成果を適切に生かす社会の実現が図られなければならない」と述べられている。

これを踏まえ、生涯学習支援のために図書館が果たす役割及び社会教育行政や社会教育施設が担う役割について、以下で論じる。

本論

生涯学習支援のために図書館が果たす役割

生涯学習支援のために図書館が果たす役割は、一人一人の学習目的に応じた資料や情報資源を揃え、それらを無料で提供することである。

よって図書館は、図書、雑誌・新聞、パンフレット等の印刷資料だけでなく、ネットワーク情報資源も必要不可欠である。

近年では、図書館資料のデジタル化が進み、インターネットを通して、図書館が所蔵する資料や情報資源を多くの人に提供することが可能となった。

一方で、全ての人々がインターネットにアクセスできる術を持っている訳ではなく、情報格差が生じている。

そのため、図書館の役割には、誰でも使用できる情報端末の整備や提供も求められる。

また、高齢者や障がい者、児童を対象とした課題解決支援サービスを実施することも図書館の重要な役割である。

さらに、図書館が有する大きな役割として、レファレンスサービスが挙げられる。

昨今では利用者のニーズも多様化しているため、より充実したレファレンスサービスの提供が求められている。

生涯学習の振興を目的とする社会教育行政や社会教育施設の基本的な役割

社会教育行政の役割

教育基本法第12条では、国や地方公共団体などの社会教育行政は「図書館、博物館、公民館その他の社会教育施設の設置、学校の施設の利用、学習の機会及び情報の提供その他の適当な方法によって社会教育の振興に努めなければならない」とされている。

図書館や博物館、公民館などの社会教育施設の設置、学級・講座の実施などを通じて、人々の自発的、自立的な学習活動を奨励、促進、支援することが社会教育行政の役割である。

社会教育施設の役割

社会教育施設には、地域住民の学習拠点となる公民館や、広域的な観点から生涯学習を支援する生涯学習センターなどの総合的な機能を持つ施設と、図書館、博物館、青少年教育施設などの専門領域を対象とする施設が存在する。

図書館では、資料の貸出やレファレンスサービスによる学習支援を通じて、利用者の生涯学習を支援する役割を担っている。

博物館では、資料の収集や保管、展示を通じて、調査研究成果の普及や教育に貢献する役割を果たしている。

青少年教育施設では、集団宿泊活動や自然体験活動を通じて、青少年の健全な成長に寄与している。

公民館は、学級・講座の実施を通じて、人々の生活文化の振興や社会福祉の増進に貢献している。

また、地域住民の交流の場でもあり、同じ興味関心を持つ利用者が集うことによって、生涯学習の促進に繋がっている。

結論

本論では、生涯学習支援のために図書館が果たす役割及び社会教育行政や社会教育施設が担う役割について論じてきた。

図書館や社会教育施設はそれぞれ異なる役割を持っているため、目的に合わせて各施設を効果的に活用することが肝要である。

参考文献

書き方のコツ

書き方のコツは以下のページを参考にしてください。

また、他の科目については以下のページにそれぞれ掲載しています。

科目終末試験の対策

レポートを提出したら、いよいよ科目終末試験を受験することができます。

科目終末試験の設題や解答例は以下のページに載せているので、試験対策に役立ててください。

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